こんにちは、高野那々です。
今日のテーマは、恋愛成就を叶えるためにしなくていいこと。
恋愛成就をしたいにも関わらず、やらなくていいことばかり無理してやってしまい、頑張りすぎて疲れてしまっていては、本末転倒です。
今回は、そんな勘違いをぜひ解いていただきたいと思います。
恋愛を拗らせる一因
私のところに恋愛のご相談に来られるクライアント様は、
「私は自己肯定感が低いことが悩みです。親の影響で自己肯定感が低くなっています。それさえ改善することができたら、彼との恋愛がうまくいくようになると思うのですが…」
とおっしゃられます。
これはその通りで、自分の自己肯定感の低さが原因で恋愛を拗らせてしまっている、というところまでは、みなさんわかっています。
心理学的にいっても、これは間違いありません。
しかし、この自己肯定感をあげようとした時に、間違ったアプローチをしてしまっている方が、少なくありません。
親との関わり
では、そのズレたアプローチとは、どのようなことなのでしょうか?
『自分の自己肯定感の低さは、親が原因』
これは、半分正しいですが、半分間違っています。
私たちは、生まれてから成長するまでの間、他人への接し方やどのように世界を見ていくのかということを、親との関わりを通して学びます。
親の背中を見て子は育ちます。
けれども、自分の親が世間一般に言われている毒親だったとしても、自分の力で自己肯定感を上げていくことはできます。
だから、自分の自己肯定感の低さは、親からの影響を受けているとしても、100%親のせいにすることは、間違っているといえます。
後天的に直すことが可能なのです。
このことがわかっている人は、自分の自己肯定感を上げていくために、まず、親とのわだかまりを改善しようと試みます。
しかし「もっと親に優しくしてあげないと」「親の面倒を見てあげなくてはいけない」などと考え、例えば自分も忙しい中、親の介護をしなくてはならないと頑張ってしまうと、ストレスが溜り体も疲れてきます。
また、優しくしてあげなくちゃと思っても、身内ではどうしても言葉がきつくなり、当たったり、イライラしてしまい、その後自己嫌悪に陥ってしまいます。
「親だって色々大変だったんだから仕方ない」と、無理に自分を納得させようとするケースもあります。
いかがですか?
このようなのことを無理して頑張っている時に、自己肯定感が上がると思いますか?
上がらないですよね?
つまり、目的が、親に優しくすること、親に恩返しをすること、親を理解することになってしまっています。
これでは、いつまでも親に対するモヤモヤ感が消えません。
なぜなら無理をしているからです。
目的を見直す
無理をすると、必ず弊害が生まれます。
人が無理をしてでも成果が現れる時は、辛くても取り組んでいる自分を誇らしく思える時です。
筋トレや勉強、楽器演奏の練習など、自分を追い込みますが、達成感や爽快感が生まれ、自分がこれだけ頑張ったと誇りに思うことができます。
しかし、親に対しては、自分を犠牲にし、なんとか自分を納得させようと無理してそれに取り組んでいるため、自分を誇らしく思うことができません。
それならば、そんなことはやめてしまいましょう!
もう一度、目的を見直してみてください。
自分の自己肯定感を上げたいならば、親に優しく出来ない自分を責めずに、一旦認めます。
そして、別に仲良くしたいと思っていない、会いたいと思っていないという、親に対する自分の気持ちを丸ごと受け止めます。
これが、自分のありのままの気持ちを受け入れる作業になります。
このように自分を受容することを積み重ねていくと、親に対するわだかまりが自然と薄れていきます。
これは、私が体験したことです。
私も世間一般的に言われている「親に感謝の気持ちを持ちましょう」「親なんだから愛しましょう」ということができませんでした。
頭ではわかっていても、どうしてもできずに苦しんでいた時期がありました。
無理矢理自分を説得し、納得させて「親に優しくしないと幸せになれない」「親に優しくできない自分はダメだ」と、自分を追い込んでしまっていました。
これでは自己肯定感は、絶対に上がりません。
余計に苦しくなり、できない自分に自己嫌悪になってしまいます。
こんな負のループは、絶対にやめてください。
覚えておいていただきたいことは、「〇〇しなくちゃ」と無理してモヤモヤをつけてやっていることは、成果に繋がりにくくなります。
最後に
自分の自己肯定感の低さが、親からの影響だとわかった時、親との関係を修復をするために、自分に無理をさせるのではなく、親との間に感じているわだかまりを、自分では消化できないということを受け入れましょう。
これが自己受容です。
そうすると気持ちに余裕ができます。
これをコツコツと積み重ねていくことで、親に対して自然体で接することができるようになるのです。
親へのわだかまりが消えるため、本当の意味での親からの自立が叶います。
この時、間違いなくあなたの中に、自己肯定感というものが生まれているでしょう。
私は自分の足で立っている、自分のことを受け入れている、という感覚です。
最初に親とのわだかまりを解消しようとアプローチしないでください。
やるべきことは、自分を受け入れることです。
これが自己肯定感を育てるための第一歩になります。