こんにちは、高野那々です。
今日は、いただいたご相談にお答えしたいと思います。
テーマは、嫉妬心について。
あなたは、彼の家族や彼の周りにいる女性に嫉妬したことはありますか?
カウンセリングでも、嫉妬に関するご相談は非常に多いです。
今回の内容を見ていただくと、訳あり恋愛で特に感じがちな嫉妬心について、なぜ嫉妬が起きるのかを理解し、嫉妬心と上手に付き合うことができるようになりますので、苦しさから解放されます。
ご相談内容
初めまして、那々さん
いつもYouTube楽しく拝見しています。
今回嫉妬についての質問になります。
彼は以前から普通に家庭の話をしてくるので、どうしても意識してしまって…
「嫁と○○に出かけた」「子供がこの前発表会で」とか。
「聞きたくない」ともはっきり言えませんし、どうしたものか、と。
彼はどういうつもりで、家庭の話を持ち出してくるのでしょうか。
それに対して、私はどんな態度(反応?)したらいいでしょうか。
家庭の話をされると、私とは一緒になるつもりはないと言われているようで苦しいです。
当たり前に彼と毎日一緒にいれる奥さん、羨ましい…
あと、彼の家族以外にも、彼が会社の女性のことを褒めたりすると、自分で勝手に比べて笑顔で聞けません。(私と彼は違う職場です)
無理して笑顔で聞く必要もないですか?
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この方のように、周りにいる女性すべてに嫉妬してしまうという方もいれば、彼の奥さんにも子供にも特に何も感じないという方もいます。
これは、どちらが良い悪いではありません。
嫉妬が多いと、ご本人が苦しくなってしまいます。
男性の心理
訳あり恋愛の場合、男性は、なぜ家族の話をするのでしょうか?
実は、男性は、全く気にしていません。
既婚男性は、自分の彼女が、家庭の話をして嫌がっていたり、傷ついているとは思っていない場合が多いです。
だから、普通に話します。
天気の話と同じ、普通に自分の日常で起こったことを話しているだけなのです。
事実と意味付け
それでは、こんな彼に、どんな態度を取ったらいいのでしょうか?
この方のご相談に
「家庭の話をされると、私とは一緒になるつもりはないと言われているようで」
と書かれています。
このご相談内容の事実はなんでしょうか?
事実=彼は家庭の話をしてきた
そこに、この方は意味付けをしました。
意味付け=私とは一緒になるつもりはないと言われている気がする
これは、この方の受け取り方、捉え方です。
事実は崩しようがありません。
しかし、そこにどんな意味付けをするかによって、その後の未来が変わってきます。
その言葉を、自分にとってプラスと受け取るのか、マイナスと受け取るのかによって、自分のその後の気分が変わり、彼への接し方や彼との関係性も変わってくるのです。
だから、言葉をどのように捉えるかということは、とても大切です。
嫉妬の根本原因
なぜこの方は、彼から一緒になるつもりはないと言われている気がするのでしょうか?
嫉妬には、根本原因があります。
この方の価値観として、
「私は大切にされない」
「私は二番目(主役ではない)」
「私には価値がない」
「選ばれない」
こんな思い込みを持っている可能性が非常に高いです。
このようなご相談をカウンセリングで伺っていくと、これらの思い込みを作った原点になる、子供時代のシーンが必ずあります。
もちろんこれは、人によって全く違います。
また、日常において、自分が感じている嫉妬心や人と比べる思考は、子供時代にできた思い込みによって感じているということに、なかなか気づくことができないのです。
今感じているこの感情は、幼少期の何から来ているのか、振り返る必要があります。
回答
「彼が家族の話をして来た時、また彼が他の女性を褒めた時、無理して笑顔で聞く必要もないですか?」
「『聞きたくない』ともはっきり言えませんし」というこの文面から、この方は普段から自分の言いたいことを言えない、我慢癖があるのではないかなと思います。
先ほどお話したように、「私は大切にされない」「私には価値がない」という思い込みを持っているならば、「自分の考えや意見も、大切に扱われない」と思ってしまっています。
受け入れてもらえないと思っているから、他人に自分の意見や思いを言えなくなってしまうのです。
このような場合、「自分の本音、彼に伝えた方がいいよ!」とアドバイスしても、ハードルが非常に高いと思います。
本音を伝えると、否定することになるのでは?という捉え方をしている場合がとても多いです。
ではなぜ「否定される」と思うのでしょうか?
それは、自分の中で、他人に対する嫉妬心や比べる思考を認めていないからなのです。
だから人からも否定されるのではないかと、考えてしまうのです。
自分の中で、「私は嫉妬してしまっているんだ」「比べてしまっているんだ」と認めると、彼にも伝えやすくなります。
彼が家族の話をして来た時に、彼に伝える良い事例があります。
「私は、あなたとの時間はあなたに集中したいから、家族のことは今は置いておいてよ」
これは、実際にクライアント様からお聞きしました。
可愛く伝えたら、彼もやめてくれて、ギクシャクせずに自分の希望が通ったという事例です。
ぜひ参考にして見てください。
もう1つ、他の女性を褒めた場合。
自分に、その女性の真似できることないか?
取り入れられることはないか?
ということを考えながら聞いてみましょう。
無理して笑顔を作る必要はありませんが、自分の中で活かせる部分はないかなと探しながら聞くと、自分にとってプラスにすることができます。
プラスになる話だと思うことで、感じ方や受け取り方も変わり、表情も変わってくるはずです。
ぜひ、このような意識で聞いてみてください。
解決方法
彼に伝えるばかりではなく、自分の中で解決できるようにすることが最善です。
嫉妬とは、「自分の理想の姿」だと認めましょう。
認めると、とても楽になります。
具体的に、どこに嫉妬しているのか?どの部分が羨ましいのか?一度書き出してみます。
それが、すなわち、自分の理想の姿、目標となる項目なのです。
次に、「私はそうなりたいんだ!」と認め、その気持ちを受け入れましょう。
そうすると、嫉妬や比べる思考は、自分にとってプラスのエネルギーに変換することができるのです。
嫉妬心や比べる思考は、ゼロにする必要は全くありません。
ゼロにすることは不可能です。
だから、自分の燃料にしてしまいましょう。
次に、その嫉妬心や比べる思考の対象に対して、心の中で敬意を払いましょう。
そうすると、その人のすごいと思うところを、自分に取り入れることができます。
否定していると、取り入れることはできません。
最後に
ぜひこの意識で、嫉妬心や比べる思考と上手に向き合ってください。
必ずあなたはそこに向かうことができます。
彼との関係も、いい形でどんどん進んでいけるようになることを願っています。