こんにちは、高野那々です。
今日は、「自己否定をやめて楽に生きるためのコツ」というテーマで、お話していきたいと思います。
クライアント様にも、自己否定をしているなと感じる方は、非常に多いです。
また、お話を聞いていると、自己否定を無意識に癖のようにしているなと感じることがあります。
この自己否定という感覚が減っていくだけで、人生は楽な方向に向かいます。
今回は、自己否定の弊害、原因、解決方法を、すべて解説していきたいと思います。
自己否定の弊害
初めに、自己否定するとどうなるのか?自己否定の弊害についてお話したいと思います。
それには、5つの弊害があります。
①常に、嫌われてしまう不安感を抱えている
つまり、良い子ちゃんです。
彼にとって理想の彼女。
親にとって理想の子供。
要するに、他人にとってのいい人を常に演じ続けます。
自分自身を偽って見せてしまうのです。
だから、他人といることが非常に疲れます。
また、自己否定があると、恋愛は苦しくなります。
②他人の顔色をうかがう
嫌われたくないという気持ちが強いため、顔色を伺います。
自分が自分のことを否定しているため、嫌われるのではないかと考えてしまうのです。
③他人に合わせ過ぎてしまう
合わせていた方が楽だと感じます。
自分が自分を常に否定しているため、他人からもすぐに否定されるのではないかと思ってしまいます。
それならば、他人に合わせていた方が楽なのです。
このような時、自分の思考は停止状態になっています。
だから、自分がやりたいことも明確になっていません。
しかし、常に他人に合わせ続けていると、やがて疲れてしまいます。
そうすると、人間関係が嫌になってしまうのです。
③他人軸になり、依存してしまう
自分が自分のことを「良い」と思えていないため、他人基準になっています。
他人に好かれるかどうかということが、自分の価値だと感じているのです。
そのため、少しでも優しくされると、その相手に依存します。
だから、恋愛依存になりやすい人の特徴として、自己否定感が強いということが挙げられます。
④他人に怒りを感じている
自己否定が強いため、常に他人に合わせます。
そうすると、他人の言いなりになっている自分に対して、嫌悪感を持つようになります。
しかし、それをやめることができません。
他人に対して否定する気持ちがあっても、「合わせないと自分はここにいられない」という感覚が強いため、言いなりになり、ストレスを抱えてしまいます。
だから、心の中では他人を否定したり、腹を立てていても状態になるのです。
自分が自己否定をしているかどうか、一番見極めやすい方法は、褒められた時の自分の対応です。
もし、全力で否定しているなら、他人の好意や他人の賞賛を受け取れていないことなります。
それは、あなたが自己否定をしているからです。
自己否定をする原因
では、なぜ自己否定をしてしまうようになったのでしょうか?
それはやはり、幼少期の親との関わり方が、自分の感覚に影響を及ぼしています。
放置気味だったり、暴言などの虐待を経験してきた方は、自己否定を強めてしまいます。
他にも、過剰な期待をかけられていると、親にとっての良い子を演じ続けることになります。
ありのままの自分を認めてもらっていないという感覚から、自己否定をするようになってしまいます。
また、親の犠牲になっている場合もあります。
親が感情的になりやすいタイプだと、親を怒らせないようにしなくては、親の機嫌を取らなくてはと、子供は考えます。
そのため、親の精神的フォローに回り過ぎ、自分を犠牲にしてしまいます。
そうすると、自分のことがどんどん好きではなくなります。
要するに、自分は無条件にここにいていいんだ、という感覚が希薄なのです。
この感覚があまりないと、常に自己否定をし続ける人生になってしまうのです。
解決方法
このような自己否定を、いきなり変えることは難しいです。
だから、これを解決していくためには、少しずつ変えていくことがポイントです。
一番大切なことは、自分に意識を向けることです
自分に意識を向ける方法は、3つあります。
①自分がやりたくないことは何?
『やりたくないこと』を明確にし、「やりたくないと思ってもいいんだ」と、そんな自分を受け入れてあげてください。
自己否定が強い人は、「やりたくないと思ってはダメなんだ」と、自分を責めて、また自己否定に入ってしまいます。
②自分がやりたいことは何?
『やりたいこと』を明確にすると、他人に合わせる他人軸の人生から脱していくことができます。
③自分がやらなくてはいけないと思っていることは何?
あなたが思っている『やらなくてはいけないこと』は、他人目線ではありませんか?
これをはっきりさせてください。
他人の期待に応えようとして、自分を犠牲にしようとしていませんか?
それを、少しずつ断るようにしていきましょう。
自分中心にしていきましょう。
最後に
今回は、自己否定をやめて楽に生きるためのコツをお伝えしてきました。
自己否定をやめる解決方法は3つ。
①自分がやりたくないことをはっきりさせる
②自分がやりたいことを明確にする
③自分がやらなくてはいけないことを明確にする
これをやっていくことで、あなたは自己否定の沼から抜け出せるようになります。
少しずつで大丈夫です。
行動や、人に対する接し方を変えていってください。
できない時があると、「できなかった」と自分を責めてしまう方が多いですが、できなくても構わないのです。
そして、できた時には、自分を褒めてあげてください。
自己否定を修正できるようになると、楽に生きられるようになります。
そして、心に余裕が生まれると、彼との関係も必ずうまくいくのです。