「彼のために、仕事を頑張った後でも一生懸命ご飯を作っている」 「彼が喜ぶなら…と、本当は乗り気じゃないお誘いにも付き合っちゃう」
そんなふうに、大好きな彼に尽くしているのに、なぜか感謝されるどころか、雑に扱われている気がする…。
良かれと思ってやったことが、彼にとっては「重い」みたいで、だんだん距離を置かれてしまう…。
「なんで私ばっかりこんなに頑張ってるんだろう…」って、恋愛で疲れちゃっていませんか?
その気持ち、すごくよくわかります。
でも、あなたの周りにいませんか? 特に無理して頑張っているようには見えないのに、彼氏から一途に愛されて、いつも大切にされている女性が。
「あの人と私の違いって、一体何なんだろう…?」
その違いは、顔やスタイル、年齢なんかじゃありません。 実は、たった一つのこと。あなたの行動の元になっている『思考のパターン』が決定的に違うだけなんですよ。
こんにちは。 恋愛・人間関係の悩みを解決する、心理カウンセラーの高野那々です。
実は、かつての私も自己肯定感がどん底で、まさに「尽くしすぎて報われない恋愛」を繰り返してきました。ですが、思考のクセを変えることで、人生は180度変わります。これは、これまで何千人もの女性の恋愛相談に乗ってきた私が、自信を持って言えることです。
この記事では、「尽くしすぎて捨てられてしまう女性」と「自然と尽くされる女性」を分ける思考の分岐点について、5つのポイントに絞って、どこよりも分かりやすく解説していきます。
もしあなたが今、「尽くすだけの恋愛はもうやめたい」「彼からもっと大切にされたい」と本気で思っているなら、この記事はきっとあなたのためのものです。読み終える頃には、愛される女性の思考法を手に入れるための、具体的なヒントが明確になっているはずですよ。
ポイント1:あなたの頑張り、もしかして「恐れ」が原因かも?

彼に喜んでほしい、彼の支えになりたいって思うのは、すごく素敵なことですよね。
でも、もしその行動の裏側に「これをしないと嫌われちゃうかも…」という気持ちが隠れていたら、ちょっと注意が必要なんです。
「愛されるには努力が必要」という思い込み
尽くしすぎてしまう女性の多くが、心の奥深くで「ありのままの自分では愛されない。だから、何か特別なことをしなければならない」という、無意識の思い込みを抱えています。
例えば、こんな経験はありませんか?
- 仕事でクタクタなのに、「良い彼女でいなきゃ」と無理して彼のために完璧な手料理をふるまう
- 本当は家でゆっくりしたい週末なのに、「断ったらガッカリされるかも…」と彼の誘いを断れない
- LINEが来たらすぐに返信しないと、「冷めたって思われるかも…」と常にスマホを気にしている
これらの行動は、一見すると彼への愛情に見えます。
でも、もしあなたの心が少しでも「しんどいな…」と感じているなら、それは純粋な愛情というより、「彼に見捨てられたくない」「嫌われたくない」という『恐れ』から来ている可能性が高いんです。
この「恐れ」を原動力にしてしまうと、あなたの頑張りは「愛情」ではなく「自己犠牲」になってしまいます。
あなたの行動は「愛」から?それとも「恐れ」から?
ここで一度、あなた自身の心にそっと問いかけてみてほしいんです。
あなたが彼に何かをしてあげるとき、それは心から「楽しい!やってあげたい!」と感じる『愛』から来ていますか?
それとも、「これをしないと彼の機嫌が悪くなるかも…」とか「私が我慢すれば丸く収まるから…」という『恐れ』から来ていますか?
この二つは、似ているようで全く違います。
『愛』からの行動は、あなた自身の心も満たし、エネルギーを与えてくれます。
一方で、『恐れ』からの行動は、やればやるほどあなたの心を消耗させ、気づいたときには疲れ果ててしまうんです。
もしあなたが「尽くしても尽くしても、なぜか報われない…」と感じているなら、その原因は、あなたの頑張りが『恐れ』の沼にはまってしまっているからなのかもしれません。
ポイント2:頑張らないのに愛される女性の秘密は「自己肯定感」にあった

「恐れ」から行動してしまう女性がいる一方で、特に頑張っているようには見えないのに、彼から尽くされ、大切にされる女性がいます。
彼女たちの心の中は、一体どうなっているのでしょうか?
その秘密は、「自己肯定感」という、心の土台にありました。
「私は愛されて当然」という健全な前提
「私が愛されて当然だなんて、そんなふうに思えない…」
「なんだかワガママで、傲慢な感じがする…」
もしかしたら、あなたはそう感じたかもしれませんね。
でも、ここで言う「愛されて当然」という感覚は、「私って特別でしょ?尽くしなさいよ!」というような女王様マインドとは全く違います。
そうではなくて、
「私は、何か特別なことをしなくても、存在しているだけで価値がある」
「だから、誰かから愛されることは、ごく自然なことなんだ」
という、とても穏やかで、揺るぎない感覚のことなんです。
これが、健全な自己肯定感の正体です。
ポイント1の女性が「愛されるには努力が必要(条件付きの愛)」と思い込んでいるのに対して、尽くされる女性は「私はそのままで愛される価値がある(無条件の愛)」と、心の底から信じることができています。
自分を大切にする姿が、男性の「守りたい」本能を刺激する
この「私はそのままでOK」という自己肯定感が土台にあると、行動がガラッと変わってきます。
- 彼にお願いごとがあるときも、「迷惑かな…」とためらわずに「これ、お願いしてもいい?」と可愛く頼れる
- もし彼に「ごめん、今日は無理」と断られても、「嫌われたかも…」と落ち込まずに「そっか!OK!」と軽やかに受け流せる
- 自分が疲れていたら、「無理して会わなきゃ…」ではなく「今日はゆっくりしたいから、ごめんね」と正直に伝えられる
彼女たちは、彼にどう思われるかよりも、まず自分の気持ちや状態を大切にできるんです。
そして、ここが面白いところなんですが、女性がこのように自分を大切に扱っていると、男性は「この女性を、僕も大切に扱わなければ」と無意識に感じるようになります。
さらに、無理をせずに弱い部分も見せてくれる彼女の姿は、男性の「この子を守ってあげたい」「俺が支えになってあげたい」というヒーロー願望をくすぐるんですよ。
つまり、皮肉なことに、彼のために頑張って尽くすことよりも、ありのままの自分を大切にすることが、結果的に彼から尽くされる一番の近道になる、ということなんです。
ポイント3:あなたの尽くし方はどっち?「自己満足」と「自己肯定」の分かれ道

同じ「尽くす」という行動でも、その出発点にある思考が違うと、結果は全く違うものになります。
あなたの尽くし方は、「自己満足」と「自己肯定」、どちらに近いでしょうか?
ちょっとドキッとするかもしれませんが、一緒に見ていきましょう。
尽くす女性の口癖:「私ばっかり頑張ってる…」
ポイント1でお話しした「恐れ」から尽くしている場合、その行動は残念ながら「自己満足」に陥りがちです。
どういうことかと言うと、行動の目的が、純粋に「彼を喜ばせたい」という気持ちから、いつの間にか「尽くしている自分に安心することで、見捨てられる不安を解消したい」という目的にすり替わってしまっているんです。
だから、無意識のうちに「見返り」を求めてしまいます。
心の中で、こんな言葉がつい出てきてしまいませんか?
- 「私ばっかり頑張ってる気がする…」
- 「どうして彼は、私がしてあげたことと同じように返してくれないの?」
- 「私がここまでやってあげないと、この関係はダメになっちゃう…」
この言葉の裏には、「これだけ尽くしたんだから、あなたも私をちゃんと愛してよね!」という、相手への要求が隠れています。
これでは、彼の反応一つで天国と地獄を行ったり来たりするような、とても苦しい恋愛になってしまいます。
尽くされる女性の口癖:「やってくれたらラッキー!」
一方で、ポイント2でお話しした「自己肯定感」が土台にある女性の行動は、全く違います。
彼女たちは、自分自身の心がすでに満たされているので、彼への行動はコップからあふれたお水を「おすそ分け」してあげるような感覚なんです。
だから、見返りを必要としません。
彼女たちの口癖は、こんな感じです。
- 「彼が何かしてくれたらラッキー!ありがとう!」
- 「断られても、まぁいっか!また今度でいいや」
- 「私がやりたくてやっただけだから、気にしないでね」
この言葉の裏にあるのは、「彼が何かしてくれても、してくれなくても、私の価値は変わらないし、私は幸せ」という、絶対的な心の安定感です。
この見返りを求めない軽やかさと、彼女自身の心の余裕が、男性に「もっとこの子を喜ばせたい」「この子の笑顔が見たい」と心から思わせる原動力になるんですよ。
ポイント4:知らないと損!男性が「この子を幸せにしたい」と思う本能のスイッチ

ここからは、恋愛をスムーズに進める上でめちゃくちゃ大事な「男性心理」についてお話ししますね。
これを理解しているかどうかで、彼との関係は驚くほど変わりますよ。
男性心理の基本:「役に立ちたい」「頼られたい」
多くの男性は、本能的に「好きな女性のヒーローでありたい」と願っています。
- 好きな人を笑顔にできた
- 彼女の力になれた
- 俺がいたから、彼女は助かった
男性は、このように「好きな人の役に立てた」と実感できたとき、自分の存在価値を感じ、大きな喜びと自信を得る生き物なんです。
つまり、彼にとって、あなたを幸せにすること自体が、実は最高のご褒美になるんですよ。
「大丈夫」と頑張りすぎて、彼の活躍の場を奪っていませんか?
でも、多くの真面目で頑張り屋な女性は、ここで大きな落とし穴にはまってしまいがちです。
それは、良かれと思って、なんでも自分でやってしまうこと。
例えば、
- 彼が「荷物持とうか?」と言ってくれても、「重くないから大丈夫!」と断ってしまう
- 高いところにある物を取ろうと背伸びしているとき、「手伝うよ」と言われても「平気!」と一人で頑張ってしまう
- 仕事で悩んでいても、「彼に心配かけたくないから…」と一人で抱え込んでしまう
しっかりしていて、自立した素敵な女性に見えますよね。
でも、実はこの「大丈夫!」という言葉が、彼の「ヒーローになりたい」という気持ちの行き場をなくしてしまっているんです。
彼からすると、「(あ、俺は必要ないんだな…)」「(頼ってくれないってことは、信頼されてないのかな…)」と、寂しさや無力感を感じてしまうことさえあります。
つまり、あなたが彼を気遣って言っているその一言が、皮肉にも彼の「活躍の場」を奪い、「この子を幸せにしたい」という本能のスイッチをOFFにしてしまっているのかもしれないのです。
ポイント5:今日から実践!「尽くされ体質」に変わるための3つのステップ

ここまで読んで、「頭ではわかったけど、具体的に何をすればいいの?」って思っていますよね。
お待たせしました!ここからはいよいよ、誰でも今日から始められる実践編です。
いきなり完璧にやろうとしなくて大丈夫。
「これならできそうかも」と思うものから、一つずつ試してみてくださいね。
Step1:彼に尽くす前に「自分」に尽くす
まず一番に意識してほしいのは、彼に何かをしてあげる前に、あなた自身を喜ばせてあげることです。
イメージしてみてください。あなたの心に「愛情のコップ」があるとします。
そのコップがカラカラの状態では、相手に本当の愛情を注ぐことはできません。無理に注ごうとすれば、自分をすり減らして疲れ果ててしまいます。
だからまず、自分で自分のコップをいっぱいに満たしてあげるんです。
- ちょっとリッチな入浴剤で、ゆっくりお風呂に入る
- 大好きなケーキを、誰にも邪魔されずにじっくり味わう
- 仕事帰りに、自分のためだけにお花を買って帰る
そんな、彼とは全く関係ない、あなただけの「ご機嫌タイム」を意識的に作ってみてください。
こうして自分で自分を大切にする習慣が、揺るぎない自己肯定感の土台になっていきますよ。
Step2:頼みごとは「ストレート」かつ「可愛く」伝える
ポイント4でお話しした、彼の「ヒーロー願望」を上手に刺激してあげましょう。
そのためには、「(言わなくても察してよ…)」という態度は今日で卒業です!
「なんでやってくれないの?」という責めるような言い方ももちろんNG。
男性は、プレッシャーを感じると逃げたくなってしまいます。
コツは、笑顔で、ストレートに、可愛く伝えること。
- 「重いから、これ持ってくれたら、すっごく嬉しいな♪」
- 「お願いがあるんだけど、瓶のフタ開けてくれる?」
こんなふうに、彼を「頼れるヒーロー」にしてあげるんです。
そして、やってもらったら「ありがとう!助かった!さすがだね!」と、とびっきりの笑顔で感謝を伝えましょう。
その笑顔が見たくて、彼はもっとあなたのために何かをしてあげたくなりますよ。
Step3:「やってあげた」を「やってよかった」に思考転換する
これができると、恋愛が驚くほどラクになります。
それは、行動の評価基準を「彼軸」から「自分軸」に切り替えること。
どういうことかと言うと、
【これまでの思考】
彼のためにご飯を作ったのに、「おいしい」の一言もなかった…(ガッカリして不満が募る)
これを、次のように変えてみるんです。
【これからの思考】
彼のためにご飯を作った!私が作りたかったから作ったんだし、料理して楽しかったから、それでOK!
このように、行動のゴールを「彼に喜んでもらうこと」ではなく、「自分がやりたいからやった」という自己完結にするんです。
この思考の切り替えができるようになると、彼の反応に一喜一憂することがなくなり、心が圧倒的に安定します。
これが、尽くされる女性が持つ「心の余裕」の源泉なんですよ。
まとめ:もう「尽くすだけの恋愛」は卒業!あなたも今日から愛され女性へ

今回は、「尽くしすぎて捨てられる女性」と「自然と尽くされる女性」の思考の分岐点について、5つのポイントでお話ししてきました。
最後に、内容を振り返ってみましょう。
- ポイント1:尽くす女性の行動は、愛情ではなく「恐れ」から始まっている
- ポイント2:尽くされる女性の思考の土台は「自己肯定感」にある
- ポイント3:あなたの行動は、見返りを求める「自己満足」になっていないか?
- ポイント4:男性の「ヒーロー願望」を理解し、彼の活躍の場を作ってあげる
- ポイント5:今日からできる「尽くされ体質」への3つの具体的なステップ
大切なことなので繰り返しますが、愛されるかどうかの違いは、行動そのものではなく、その行動の裏側にあるあなたの『思考の設定』で決まります。
「愛されるには、何か特別な努力が必要だ」
そんな苦しい思い込みは、もう手放して大丈夫ですよ。
まずは、今日お話ししたステップの中から、何か一つでもいいので試してみてください。
自分をご機嫌にすることから始めるでも、彼に小さな頼みごとをしてみるでも、何でも構いません。
その小さな一歩が、あなたを「尽くすだけの恋愛」から解放し、自然体のままで深く愛される未来へと繋がっていきます。
あなたはそのままで、十分に愛される価値がある存在なんですよ。
そのことを、どうか忘れないでくださいね。
追伸:
今日の記事を読んで、「思考のパターンが大事なのはわかった。でも、長年のクセってそんなに簡単には変わらないかも…」「もっと具体的に、私の場合はどうすればいいんだろう?」と、少し不安に感じたかもしれませんね。
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