こんにちは、高野那々です。
引き寄せの法則に関してはたくさんの本も出版されているため、一度くらいは目にしたことがあるという人もいると思います。
そこで今回は、引き寄せの法則の本質とは何なのか、引き寄せの法則やエネルギーの法則を理解して幸せになる方法について解説していきたいと思います。
引き寄せの法則でよく見かけるエイブラハムって何?
引き寄せの法則について調べていると「エイブラハム」の本にたどりついた人も多いかもしれません。
エイブラハムは人のことではありません。
高次元に存在している宇宙意識と呼ばれているものです。
この宇宙意識とつながることができるエスターヒックスという女性が、エイブラハムに質問して返ってきた答えを言語化して「エイブラハムの教え」や「エイブラハムの引き寄せの法則」という本を出版して有名になりました。
引き寄せの法則ってスピリチュアルな現象なの?スピリチュアルってよくわからないし信じられない…という人も多いと思いますが、実はエイブラハムの教えは量子力学で証明されている内容なのです。
詳しい内容はよくわからなくても、引き寄せの法則の本質をなんとなく理解するだけで、好きな人との恋愛が成就したり、幸せな生活を送れたりする考えが持てるようになります。
引き寄せの法則のことを少しだけ理解して、自分の願いを叶えてみませんか?
引き寄せの法則の本質とは
エイブラハムやシークレットなどの引き寄せの法則に関する本や動画を見ていると、必ず「エネルギー」や「波動」という言葉が出てきます。
そして、自分の願いを叶える方法は、自分の波動やエネルギーを上げると良いと言われています。
それはなぜかといいますと、世の中にあるすべてのものはエネルギーで出来ているからです。
アインシュタインの有名な方程式に「E=mc2」というものがあります。
Eはエネルギー、mは物質、cは光、2は2乗を表しています。この方程式を簡単に説明すると、すべてのものはエネルギーとして計算することができるということです。
つまり、先ほどお話した「すべてのものはエネルギーでできている」ということになるわけですね。
なんとなく難しく感じてしまうかもしれませんが、目に見えるものはもちろんのこと、目に見えないものもすべてエネルギーでできているんだと理解してみてください。
エネルギーは、同じ性質のものと同調(共鳴)するという性質があります。
これを証明するのに使われるのがメトロノームの実験です。
同じ速度に合わせたいくつかのメトロノームをバラバラのタイミングで動かします。最初はバラバラの動きをしているのですが、時間が経つとすべてのメトロノームが同じタイミングでリズムを刻むようになります。
引き寄せの法則は、世の中にあるすべてのものはエネルギーで出来ていて、同じ性質のエネルギーは同調(共鳴)するという考えを元にしているものです。
思考(何かを考えること)もエネルギーなので、自分の望むことを考えると自分が発している思考と同じエネルギーを引き寄せる(現実になる)ということなのです。
なんとなく、おわかりいただけましたか?
エネルギーの法則を利用して幸せになるにはどうすればいいの?
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますね。
これは同じような性格や思考の人同士は自然に集まってくるという意味の言葉ですが、エネルギーという言葉に置き換えると、同じようなエネルギーを出している人同士は、自然と集まるということになります。
ここまで来ると察しの良い方ならおわかりいただけると思うのですが、良いことを考えれば良いエネルギーを持つ現実が、悪いこと(心配や不安)を考えると、悪いエネルギーを持つ現実が引き寄せられてしまうのです。
良いエネルギーと悪いエネルギーは、簡単に見分けることができます。
それは、自分の感情です。
うれしい、安心する、ほっとする、ワクワクするといった感情は良いエネルギーを発しています。
反対に、妬み、怒り、不安、怖れといった感情になるときは、悪いエネルギーを発しています。
引き寄せの法則で言われている、高い波動や高いエネルギーとは、自分がほっとしたり、気分がいいと感じることなので、良い気分で生活をしていれば、自分の周りで良いことが勝手に起きるようになるのです。
引き寄せの法則を理解しても良い感情になれないときの対処法
自分が幸せになるためには、いつも良い気分で過ごせばいいということは頭ではわかっていても、なかなか簡単にはできませんね。
心配なことがあれば不安になりますし、嫌なことが起きたり、悪口を言われたりすれば一瞬で嫌な気分になってしまいます。
そんなときは、自分が楽しいと思えることや心から楽しめることがあれば、自分が良い気分になることをやって感情を切り替えてみましょう。
でも、どうしても不安や怖れ、怒りといった気持ちから抜け出せないときは、「こんな気持ちでいたら嫌な現実が引き寄せられてしまう」という恐れの感情が起きてしまうことがあります。
そんなときは、少しでもエネルギーの高い感情になるように気持ちを切り替えてみましょう。
エイブラハムの教えの中に、感情は22段階で表すことができるというものがあります。
表現の仕方はいろいろなものがありますが、主な感情については以下のとおりです。
1. 愛 喜び 感謝 自由 自信
2. 情熱
3. 幸福感 やる気 熱意
4. ポジティブな期待 信頼 信念
5. 楽観
6. 希望
7. 満足
8. 退屈
9. 悲観
10. ストレス 焦り いらだち 我慢
11. 戸惑い 圧迫感
12. 落胆
13. 疑い 不安
14. 心配
15. 自責 非難
16. 失望 挫折感
17. 怒り
18. 復讐心
19. 敵意 激怒
20. 嫉妬
21. 罪悪感 自己卑下 自信喪失
22. 恐れ 憂鬱 苦悩 無気力
数字が小さいほどエネルギー(波動)が高い状態で、数字が大きくなればエネルギーが低い状態を表しています。
たとえば、怒りと恐れを比較すると、怒りは17番目、恐れは22番目です。怒りの気持ちのままでいたら不幸になってしまうという恐れの気持ちが強くなってしまうのであれば、怒りの感情を抑え込もうとしない方が、エネルギーが高いことになります。
感情の22段階は、自分がどの段階にいるのが良いということではなくて、今の感情がどの段階なのかを知るためだけのものです。
自分が変換しやすい感情とこの22段階の感情を比較して、少しでも高い感情に戻せるように工夫をすればいいのです。
幸せを引き寄せたい場合は、できるだけ上に書かれている感情で日々を過ごすことを意識してみてください。
最後に
今回は引き寄せの法則の本質であるエネルギーの法則について、エネルギーの法則を利用して幸せになる方法や、どうしても良い感情が保てないときの対処法についてご紹介しました。
私たちの感情は、ちょっとした瞬間にも上がったり、下がったりします。
引き寄せの法則の本質とは、「良いことを考えれば良いエネルギーを持つ現実が引き寄せられる」「悪いこと(心配や不安)を考えると、悪いエネルギーを持つ現実が引き寄せられる」という、シンプルなものです。
自分の考え方や捉え方を変えるだけでも感情を変えることができます。
自分が機嫌よく、楽しく生活していれば自分の望みは叶えやすくなり、罪悪感や恐れの感情のまま生活してしまうと、自分の願望は叶えにくくなります。
どうすれば自分の感情を変えることができるのかは、あなたにしかわかりません。
幸せになりたいという願望がある人は、愛や感謝の気持ちを思い出しながら生活してみてください。
そうすればきっと、自分が望む現実を簡単に引き寄せられるようになるはずです。