こんにちは、高野那々です。
今回のテーマは「毒親に悩む方へ!毒親から解放される生き方」
というお話をさせていただきたいと思います。
いやー毒親問題で悩んでいる方、結構いらっしゃるんですけれども。
私自身あまり深くこの動画で取り上げたことはありませんでした。
カウンセリングや講座で、その方の状況に合ったアドバイスや、修正の方向性を伝えすることができるんですけれど。
こういった動画という短い枠の中で、どこまでお伝えできるかな?ちゃんと届くかな?というところがありまして、今まで取り上げなかったんですけれど。
これはもう同じ思いを抱えている方がいっぱいいらっしゃるな、と思ったご質問をいただきましたので、今回取り上げさせていただくと共に、今から出来る意識の仕方というのを、お伝えしていこうと思います。
ご相談の毒親問題
早速頂いたご質問をご紹介させて頂きたいと思います。
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那々さんはじめ、いろんな方が親との関係について説いておられますが、そこに気づきましょうという段階のものが多く、それを100%自覚している場合どうしたらそこから抜け出すことができますか?
「自分を大切に」できません。
「自分が喜ぶこと」出来ません。
その全てにつきまとう罪悪感を消したいのに、どれほど調べて勉強したつもりでも、実践、方法が分かりません。
不倫彼に対しても、結局いつも同じです。
私を大切にする人なんてこの世に存在しないとどこかで思っているから、現実は変えられずすべて受け入れるのみという感覚が染み付いているから、私は成長できません。
他にもこういう段階まできていて、藁にもすがる思いで那々さんの動画を見ている人がいるのかなとも思います。
何か良いアドバイスが頂けたら嬉しいです。
いつも温かい動画やメッセージをありがとうございます。
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ということでした。
なーんかもう、他人ごととは思えなくて、今回取り上げさせていただいたんです。
この方は、母さんが自分の下の兄弟ばっかり可愛がって、自分はいじめのような扱いを受けてきたと。
その中で「どうして私を無視するの?どうして私を愛してくれないの?」と思いながら日々涙する。
そういう経験を送ってこられた方なんです。
やっぱり本当に今まで、苦しんでで来られたと思うんです。
もう私なんか生まれてこなければよかったんじゃないかとか、私はいらない子なんだと、そう言う思いを、おそらくずっとずっと抱えてこられたんじゃないかなと思うんです。
そのうえで、今から大切なことを2つお伝えしたいと思います。
私自身、自分の母親のこと父親のことを毒親だと思ってきました。
特に母親に対してですね。
そして今までご縁を頂いたクライアント様からのエピソードも踏まえた上で、これからお話をしていこうと思います。
大切なこと2つ
じゃあまず大切な2つの事。
1つ目はですね、親への恨みですね。
恨みという言葉をこれから使っていきますけれども。
親への恨みから解放されて、自分で自分の人生を作っていくという生き方をするか。
もしくは「だめだ」とか「できない!私には無理なんだ!」という、諦めに近い思いで人生を送っていくか。
自分がどちらかを選べるんだと、意識をまず持っていただきたいです。
自分で選べるんだということです。
どちらを選ぶのかも、もちろんあなたの自由なんです。
その上でどうしたいかということです。
そして2つ目。
自分自身が機能不全家庭で育ったから愛されない、という公式をちょっと疑ってみていただきたいです。
つまり自分を大切にできない、愛せないという理由を、育ちのせいにしないという勇気を持ってみることが必要なんです。
勇気ですよね、これ。
「もしかしたら私の公式って思い込みなのかもしれない」
これを外さないと、この方お子さんがいらっしゃるようなんですけれども、一生懸命子供を育てたつもりでも、子供から毒親だと思われる可能性も、少なからずあるということなんです。
そういったことを、この2つをふまえた上で、これから何をしていったらいいのか。
実践してみていただきたいことを、今から4つお話させていただきます。
これ私もやってきたんですけれども。
恨みを書き出し、卒業式をする
まず1つ目。
修正をする前の準備段階として、親への恨みをいっぱい吐き出す。
これ親に直接言うとかではなくて、自分の中で「親のせいだ」とか「親死ね!」とか「この野郎!」とか、色々言いたいことを書き出すんです。
この儀式がとても重要になってきます。
被害者意識を抱えたままだと、修正をしようとしてもうまくいかないことが多いんです。
なのでとにかく親に言いたいことを、何でも書いちゃってください。
親に直接言う訳じゃないですから、何書いてもいいわけです。
これをまずやっていく。
そして2つ目。
親の呪いからの卒業式を行いましょう!ということなんです。
私は親のせいにする人生を止める!私は私の人生を生きる!と決めることです。
そこからの卒業式ということです。
1つ目では親への恨みを書き出しました。
親のせいだと、色々書いたと思います。
そしたらその次に、親への恨みからの呪いからの卒業式を行う。
だって親を恨んでいるというこの恨みの沼にはまっていたら、そこから出ないと前に進めないじゃないですか。
溺れたままでは、前に進めないわけですよ。
なので恨みの沼から出て、そして距離を置いて、そこで初めてスタート地点に立てるというわけです。
なので沼から私は離れる、卒業するという意識を持ってみてください。
とにかく親に愛されなかったから私は愛されないではなく、親に支配された人生を生きることをやめるという覚悟です。
親に対して恨みを持っていると、親に対する復讐という意味でも、自分を幸せにしないんです。
どうせ復讐したいんだったら、いっぱいいっぱい幸せになって、「ほれ見たことか!ざま〜みろ」という感覚のほうが、100倍マシなわけです。
なので親への恨みという原動力を、どちらかというと自分を幸せにすることに使ってみるという、意識を持ってみて頂きたいということなんです。
とにかくあなたに愛される価値がなかったから、親から愛されなかったわけじゃないんです。
親があなたを愛せなかったかも知れません。
ですが、あなたにその価値がなかったからという証拠にはならないんです。
ということでそこを間違いないでいただきたいなと思います。
自分を労い、メリットを探る
そして3つ目
いろいろ親に対して思うこと、兄弟に対して思うことというのもあったかもしれません。
とにかく我慢をされてきたと思うんです。
なので、我慢して頑張ってきた自分をねぎらう言葉を自分にかけてあげる。
これだけで少し心が癒されていきます。
「今までありがとう。頑張って来てくれたんだね。つらかったよね」
と声をかけてあげる。
これをやったあげる。
でも一番初めに怒りを書き出していただいたように、これをやらないと自分へのねぎらいの言葉を言ってあげても届かないということがあるので、まず順番を踏むということが大切ですね。
そして4つ目
毒親を出したメリットっていうのを考えてみていただきたいんです。
怒りを解放して心が落ち着いてきた段階で、何でわたしは毒親をだしたんだろうと考える。
というのは、あなたの人生に現れた登場人物っていうのは、あなたに関係なく出てきたということは一つもないんです。
あなたの中にある性質を持って現れている存在っていうのが他人なわけなんです。
なので毒親に見る性質というのは、自分も持っているんだ、自分が出したんだという考え方です。
もちろん、最初は「ふざけんなよ」「そんなわけないだろう」「何言ってんだ」と思うかもしれません。
私だってそうでした。
でもちょっと考えてみていただきたいです。
とにかく毒親を出すメリットがやっぱりあるんです。
なので、もし少しでもメリットが見つかったら、「そのメリットいらーん!」と宣言してください。
今まではメリットだったかもしれないけれども、自分を幸せにするメリットじゃないよね?ということを、自覚してみていただきたいんです。
「そんなメリットいらねえよ」ということです。
高野那々の場合
ちなみに私の場合は、自分の思考が変わる前に自分の母親に対して思ってきたこと。
それは、「私より男の方が大事なんでしょ?私のことなんか関心ないんでしょ?私の幸せ喜んでくれないんだ!私のこと尊重してくれないんだ!」
こういう感じです。
ヒステリックだし、愚痴っぽい、時間にルーズ。
そんな風に、私は母親に対して思ってたんです。
じゃあどうしてそんな母を出したかっていうと、メリットっていうのは、そういう母親を出すことによって、自分が特別感とか優越感に浸れた。
つまり「私かわいそうだよね?かわいそうだけどこんなに頑張ってるよね?」ということを言わんばかりに、こういったお母さんを作り上げたということなんです。
そこがわたしにとってのメリットでした。
つまり、色々言いましたけれども、とにかく私もお母さんに出ている性質と同じ型を持っていたということなんです。
だから、まさしく私だったんだ!ということがわかったんです。
セカンドから脱却講座、今募集中ですけれども、そこでも毎回やってきて親との関係性を見ていくんです。
親との問題に向き合うんです。
その中で「いやいや那々さん、私も毒親育ちで」なんていう方は多いんですけれども、でもやっぱり自分を幸せにしたい、親のせいでこうなってしまった人生は嫌だ!という形で自分を変えて、そこから解放された方もいっぱい見てきました。
最後に
ということであなたにもできるんです。
やれた人がいる、私にもやれた、ということはあなたにもできるということなんです!
本当に、「自分はできないんだ、無理なんだ」というのは、一番自分のパワーを奪う言葉なんです。
だから、「やってみるか」という感覚で、ぜひ取り組んでみていただきたいなと思います。
毒親問題は、ハードなんですけれども、せっかく生まれてきたからには、自分で自分の人生を幸せにしていただきたいですし、解放されて、楽で自由な生きやすい人生を送って欲しいと思いますので、この動画の内容が、毒親育ちでお悩みの方に、少しでも届いたらと思い、今回お話をさせていただきました。
ご一緒に、楽で楽しい人生を歩みたいと思います。