こんにちは、高野那々です。
今日は、「訳あり恋愛って略奪なんですか？」という、視聴者様からいただいたご質問から、お話ししていきます。
今自分たちが頑張って成就を目指しているこの恋愛は、略奪になってしまうのではないか？
成就を目指して良いのだろうか？
ここに切り込んでいきたいと思います。
ご質問
訳あり恋愛３年目に突入です。
自分の心が目指す形に追いついていかないので、那々さんのご意見をいただけたら嬉しいです。
彼と一緒になりたい気持ちがあるのですが、もし結婚できたとしても、周りからは略奪婚という目で見られるんじゃないか？
そうなると不倫じゃなくなっても、ずっと後ろめたさを抱えて生きていくことになるんじゃないか？
そんな思いが拭えません。
まだ何も動いていないし、彼と具体的な離婚や結婚の話が出ているわけではないので、その時になってから改めて考えたら良いということもわかっているのですが、心が追いつきません。
あと、世間でよく言われる、略奪したら自分も同じ目に遭うよという批判も気になってしまいます。
やはり、訳ありの成就は略奪になるのでしょうか？
そう言われても受け入れる覚悟を持てるぐらいじゃないと、成就なんて遠いお話で、目指す資格もないのかなと、いろいろ考えてしまいます。
どうか那々さんのお考えを聞かせていただけないでしょうか？
高野那々の回答
これは、気になる方がたくさんいらっしゃると思います。
彼と将来の話をするところまで至っていなくて、自分だけが頑張っている感覚。
さらに周りからもあまり良い形で捉えてもらえないということに、葛藤が生まれるのではないでしょうか。
『訳ありの成就は略奪になるのでしょうか？』
「彼の奥さんから奪ってやる」という考え方では、自然とうまく行かなくなります。
成就された方々は、初めのうちはそういう考え方だったとしても、途中から、訳あり恋愛との向き合い方を変えています。
変えることで、彼との関係が進展したというお話を、非常によく聞きます。
『奪う』という行為は、自分のことだけです。
自分のことだけ考えていれば良いという、自己中心的な行為です。
そのエネルギーで、彼とずっとうまくいくでしょうか。
たとえ結婚できたとしても、自分自身の身勝手さや自己中心的な考え方が滲み出て、問題が起きやすくなります。
結論！
略奪婚ではありません。
成就したということは、そこにはお互いに自由意志が存在しています。
決して無理やり離婚させ、結婚させたわけではないと思います。
お互いに自分で方向性を決め「この人と一緒になったら幸せになる」と考えて行動してるため、そこに押し付けは存在しません。
もしそこに、『無理』や『押し付け』が生じるのであれば、その関係は、どんな形であっても、遅かれ早かれ破綻するのではないかと、私は考えています。
罪悪感
「私の彼は離婚歴が2回で、今の奥さんとも不倫からの成就なんです。でも今、私と不倫しているんですが、この場合奥さんは、昔自分がしてきたことが今返ってきているということが言えますよね？」
と聞かれることがあります。
この場合、彼もしくは奥さん側に、罪悪感があるかもしれません。
奥さんの方に、少なからず奪ったという考え方がある、ということを考える必要があります。
人は罪悪感を持ち続けていると、その人の潜在意識は、別のことで帳尻合わせをします。
例えば、「彼の家庭を壊してしまった自分は、どこかで罪を償わなければいけない」と考え、自分の家庭の中で問題を作ってしまうことがあるのです。
最後に
ご質問者様が、自分の人間力を高めることによって、彼も一緒になると決意し、そこに向かって行動します。
そうなればその成就は、結婚後も幸せなパートナーシップを築いていくことができると、私は思います。
このようにお伝えしても、綺麗事だと感じる方はたくさんいらっしゃいます。
どれだけ幸せな成就の形があるとお話ししても、「所詮不倫」という人は一定数いるのです。
でも、言われてもいいのではないですか？
「世の中には、全ての人がOKすることなどない」という考え方でいたほうが、楽だと思います。
どんなことでも必ず「賛成・反対・中立」の意見があるのです。
『成就なんて遠いお話で、目指す資格もないのかなと、いろいろ考えてしまいます』とおっしゃっていますが、資格なんて要りません。
要るのは、「自分で自分を幸せにする」という信念のみです。
まずは、成就というより、あなたが周りの目を気にすることなく、自分が本当に実現したいことに集中できるようなマインド作りを目指していっていただきたいと思います。
そうすれば将来、堂々と「実は彼との結婚は、元々は訳あり恋愛からの成就なんだ」と、サラッと言えるようになれるはずです。
あなたが納得のいく道を進んでもらえたらなと思います。